島津義弘公勉強会

薩摩ISHIN祭実行委員

2012年09月02日 21:47



本日、島津義弘公を祀る精矛神社にて、島津義弘公について学ぶ勉強会がありました。今回の講師は、島津義弘公のご子孫にあたる島津義秀様で、扱う教材は「島津義弘公記」でした。

今から約100年前の島津義弘公没後300年の時に編纂された本です。古文書と言うまでもないですが、昔の言葉で書いているのでなかなか読みにくい本ではあります。

この本の一部を抜粋して、島津義秀様が解説をしてくださいました。

義弘公の人となりがわかるような文章でした。

男子が生まれたときに、その子を膝に抱き褒めてあげたり、朝鮮の役の時に主従分け隔てなく、暖をとり凍死者が出なかったと言う有名な話、けが人を義弘公自ら治療して蘇生させた話などが書いてありました。

また、子が生まれた時に面会後に、扇子を与えたとか、加治木屋形で白酒(どぶろく?)が振舞われていたとか、六月灯の原型がすでにあったことなど、いままで聞いたことのない話がありました。やはり長く生活していた場所には、世間で知られている以外のエピソードの多数あるものですね。

昔の言葉ではありますが、漢字で大体の意味は予想できるので意外と読みやすかったです。

改めて義弘公のお人柄に触れるエピソードを、精矛神社でご子孫の方からお話しをうかがえると言う貴重な経験ができたことをうれしく思います

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